シャッターチャンスが少ない時には「置きピン」
シャッターチャンスが少ない被写体を撮影する場合は「置きピン」という撮影技術を使います。
聞き慣れない言葉かもしれませんので
少し解説したいと思います。
電車やバスなど動く被写体でしかも通過する回数が少ないなどの場合には、シャッターチャンスも少なくなってしまいます。
そんな時にやる撮影技術で「置きピン」という方法があります。
「置きピン」とはどのような撮影方法かといいますと。
例えば電車が通過するところを撮影したいとします。
その時に電車が通過するときを狙ってピントを合わせようとすると、もしかするとその場所を通過するときにピントを合わせる事に手間取り、ピントの合っていない写真を撮影することになるかもしれません。
さらにその電車が一日に1回しか通過しない電車であったり、記念の電車などであったら、二度とシャッターチャンスが来ない事もあります。
このような時には電車が通過するであろうと思われる線路やホームなどにあらかじめピントを合わせておいて、電車が通過するときにシャッターを切るという方法です。
ピントを合わせたらAFをMFに切り替えて電車が通過するのを待ちます。
この切り替えを忘れてしまうと、せっかく合わせたピントが電車が通過する際にピントの調節になってしまってシャッターが切れなかったり
ピントが合ってない写真になる場合がありますので注意してください!
置きピンの撮影の流れ
(一日に1,2回しか通過しない電車を撮影する場合)
- デジタル一眼レフカメラを三脚にセット
- 全体的な構図を考えてカメラの向きを調節
- 調節が終わったらAFをMFに切り替える
- フォーカスリングでピントを合わせる
- 被写体が通過するのを待つ
- 被写体が通過した時にシャッターを切る
これが通常の置きピンでの撮影の流れになります。
三脚を使用するのは撮影者が疲れないようにです。
長い時間カメラを構えたまま待ったりしなくていいように、三脚の使用をお勧めします。